8,949人(平成12年国勢調査)

 

137ku

 

熊本空港からバスで1時間30分。阿蘇駅(JR豊肥線)前からバスで1時間
  
1 「ようこそ小国町へ」
●変わりつつある旅のかたち〜時代はツーリズムヘ〜

 熊本県小国町は、阿蘇のすそ野、筑後川の源流の清らかな水に恵まれた緑豊かな山村です。人口は約1万人、250年の歴史を誇る林業、高冷地での野菜作りや酪農、6つの温泉に恵まれた町です。
 小国町では昭和62年に「悠木の里づくり」という地域づくりをスタート。森の国に住む私たちは、特産の小国杉をテーマとして、新しい構法や斬新なデザインの木造建築による地域デザインづくりを柱に、人材育成事業、特産品の開発、各種シンポジウムやイベントの開催、各大字が中心となって実践するコミュニティプラン推進事業など、従来の山村の発想を越える取り組みを行ってきました。
 この「悠木の里づくり」を進めながら、都市との交流の中で、山村の自然や歴史、文化、人とのふれあいから、「ツーリズム」という概念が生まれました。
 豊かさとは、経済が第一ですが、心の豊かさ、環境の豊かさ、文化の豊かさ、人との関係の豊かさも同じように大切であり、このことは、ツーリズムのキーワードでもあります。
 この豊かさの実現をめざして、小国町は、21世紀の歩みをツーリズムを実践しながら進んで行きます。

●九州ツーリズム大学の開校

 ツーリズムとは「自然との共生、地域文化、人とのふれあい、訪れる人の心を癒し、農山村の再生を図る」と言われています。町では平成9年に「九州ツーリズム大学」を開校、毎年9月から翌年3月までの7ケ月間、ツーリズムに関する理論や手法を専門家による講義と、農山村をフィールドに炭焼きやうさぎ追い、料理実習などをとおして実践しています。本年度(平成12年度)で第4期が終了し、九州だけでなく、全国各地から参加した受講生は、聴講生を含めると、500人を越えました。卒業生には、蔵を改装し農家民宿をはじめた夫婦、お茶にこだわり、茶屋をオープンした人などもいます。なにより、共に学んだ人たちと、酒を酌み交わしながら深夜まで、いや早朝までの「課外授業」を楽しんだことで生まれた交流ネットワークが一人ひとりの大切な単位になりました。

●小国ツーリズム協会

 また、平成10年に農林業、商工業、観光にたずさわっている人たちを会員に「小国ツーリズム協会」を設立、町内の観光や特産品、文化、イベントの紹介をはじめ、U・I・J夕一ンの窓口にもなり、農山村での暮らしを望む人たちに対する就職や住まいの情報提供など幅広い活動も行い、人と人、人と企業、人と施設、人と文化、人と自然、都市と農山村など様々な交流をアシストする総合案内機関をめざしています。

 

2 小国町の主な木造施設の紹介
「ゆうステーシ∃ン」:廃止となった国鉄宮原線駅跡地に登場した「ゆうステーション」は「木造立体トラス構法」による第1号の建物です。外面をミラーガラスにおおわれ、まるでUFOのようです。設計者は、葉祥栄さん。平成5年に「道の駅」に建設省より指定され、平成12年「道の駅グランプリ2000」で地域活性化賞を受賞。2階は町民ギャラリーと小国ツーリズム協会の事務局があります。
小国町のインフオメーションホールとして特産品の販売、イベント、観光など多彩なレジャー情報をご案内します。

小国ドーム(町民体育館)」:「木造立体トラス構法」による大型の木造建築です。。小国杉の小径木をボール状の金具でジョイントした三角形を作り、その集合体を組み合わせることによって自由な空間ができるという構法です。
 日本古来の木の文化と新しい技術がミックスして完成した「小国ドーム」はコンクリート造りと比べ木の持つあたたかさがあり、また音響の面でもすぐれています。
 設計者は、ゆうステーションと同じく葉祥栄さん。葉さんは、小国町で建設された「木造立体トラス工法」の建築により、1989年度の日本建築学会賞を受賞しました。

「木魂館」:「木」は今、新鮮な輝きを持って現れました。小径木を組み合わせた「木造立体トラス構法」とちがい、「木魂館」は木の持つ迫力やあたたかさを「ボックス梁構法」という地場の技術を活用して建設しました。学習と交流をテーマに、九州ツーリズム大学のキャンパスになっています。
 隣接地には伝統的な仕口(しくち)や継ぎ手を用いた「食と健康の交流館一北里バラン」が完成し、温泉と地元の料理グループ「ピッコロクッチーナ」の手作り料理が楽しめます。

「坂本善三美術館」:平成7年10月にオープンの「坂本善三美術館」、純和風造りで美術館では珍しい畳敷き。本館は建築後、百二十年を経た古い木造民家を移築。
 坂本善三は、日本の代表的な抽象画家で「東洋の寡黙」「グレーの画家」として、ヨーロッパで高い評価を受けました。美術館はうっそうとした神社の森の横に建設され、日本的な風土の中で、くつろいで作品を鑑賞できます。
 

もっと詳しい情報をお知りになりたい方は、
熊本県小国町ホームページ http://www.aso.ne.jp/~oguni/


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