1 回答者の構成

 「山村振興法」に基づき振興山村としての指定を受けた市町村のうち、自治体区域の全部が振興山村の区域に該当するもの(「全部山村」という。)と、自治体区域の一部が振興山村の区域に該当するもの(「一部山村」という。)の両者について調査を行いました。回答は全部山村が323市町村、一部山村が421市町村で合計744市町村(連盟加入市町村の約6割)であります。

2 回答結果

(1 若者・若い女性の定住化の上でとくに重要と山村自治体が考える事項(全部山村)

 以下に示すように「働く場と年収の規模」が格段に高く1位で、「上下水道整備」、「道路等の交通条件整備」がこれに続いています。なお、一部山村についても第3位までは、同様の順位となっております。


(2) 若者に魅力のある山村と就業機会を作り出す上で「とくに重要」と山村自治体が考える事項

1 山村の立地を活かした地場産業の振興

全部山村の
順位・構成比

一部山村
の順位

@ 冷涼(又は温和)な気候、清冽な水、土壌等を活かした農産物、きのこ、淡水魚等の生産加工技術の改善
1位
21%
 3位
A 山村の立地になじむ製造業等の振興策(立上げ・企業誘致、伝統産業振興策等)
2位・
18%
 2位
B 生活・農畜林産廃棄物による有機質肥料生産・燃料生産の企業化
11位
3%
12位
C 木材・木製品の加工・組立て等での新製品開発
12位
2%
 4位

2 生産物・加工品販売方式の改善

   
D 産地直売方式の改善(都市の消費者、ボランテイアグル−プ等との連携等)
3位・
17%
 1位
E 来訪者・滞在者との直結(山村市民農園の設定等)
5位
 7%弱
 5位
F 保冷・貯蔵技術の改善、インタ−ネット販売の活用
8位
 4%強
 8位

3 都市住民等の山村誘致・働きかけ

   
G 誘致策T 民宿等の受入体制整備と低コスト化
5位
 7%弱
 6位
H  々 U 中長期滞在型(貸付)施設の整備
9位
 
4%強
10位
I  々 V 山村留学等、教育面での都市との連携
7位
5%
10位
J  々 W 高齢者対応(温泉療法、休養基地化等)
10位
4%
 9位
 IT産業の技術・技能者の受入体制、SOHO整備等

4位
7%強

 6位



(3)行政サ−ビス充実上の課題

 制約要因の筆頭は、自主財源上の制約であり、これに見合って制約要因の克服策も、自治体自主財源の強化措置となっている。

行政サ−ビス充実上の制約

全部山村
順位・比率

一部山村
順位

行政サ−ビス制約要因の克服策

全部山村
順位・比率

一部山村
順位

 自主財源上の制約
@:
56%
@
 自治体自主財源の強化措置
@:
41%
@
 立地上の制約=道路・集落立地
A:
18%
A
 道路・交通条件の改善
B:
16%
B
 国の助成事業がタテ割り
B:
13%
A
 国の助成方式の改善=事業総合化・弾力化
A:
18%
A
 職員数が限られる
C:
 8%
E
 広域連合・組織連携の強化
C:
 8%
D
 住民の協力体の遅れ

E:
0.3

C

 集落活動等の強化
C:
 8%
C
 住民ニ−ズの把握困難性
D:
 3%
D
 オフイスオ−トメ、情報通信機器の活用
E:
 7%
E


(4)「若者が山村に定着するために必要」と山村自治体が考える現金収入額

 全部山村・一部山村とも4百万円台が最も多く、これに次いで一部山村では、5百万円台、全部山村では3百万円台となっています。

  全部山村 一部山村
順位 構成比% 順位 構成比%








2百万円未満
2百万円台
3百万円台
4百万円台
5百万円台
6百万円台
7百万円以上

F
C
A
@
B
D
E

0.3%
8%
28%
33%
24%

4%
3%
F
E
B
@
A
C
D

0.2%
5%
19%
33%
27%

12%
5%

(注) @ 家族2〜4人の場合の水準
A 税込で農産物販売収入等を含み、夫・妻を合算しての現金収入
B 米、野菜等の自給食料品については、上記の収入の数値に算入しない


(5)山村自治体が「若い女性の就業の場として拡大を期待する分野」

 山村自治体が「若い女性の就業の場」として期待している分野は、一部山村・全部山村を通じて、1位・2位は「農産物・きのこ等の加工生産」と「営農・農作業」であり、3位から5位までの間は、「役場・農協・企業等の事務職」、「民宿・店舗の仕事」、「工場作業」となっております。

           区  分

一部山村
順位・構成比

全部山村
順位

T 農産物、きのこ等の加工生産 @:21% @
U 営農・農作業(野菜、花、きのこ、稲作等) A:18% A
V 役場・農協・企業等の事務職 B:13% D
W 民宿・店舗での仕事 C:12%強 B
X 工場作業 D:11%弱 B
Y 技能者(電算、工芸等を含む) E: 8% F
Z 自営業・小売業 F: 5%強 G
[ 製造業(伝統産業を含む) G: 5%弱 E
\ 自営業・民宿 H: 3% H
] 林業労働 I: 2%強 I
]T建設・輸送関係労務 J: 2%弱 J

 



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