●「森と清流とやすらぎのむら・檜原村」
檜原村は、東京都の西に位置し、北は奥多摩町、東はあきる野市、八王子市と接し、西南は山梨県上野原町、南は神奈川県藤野町と接しております。村の周囲を急峻な山嶺に囲まれ、総面積の93%が林野で平坦地は少なく、村の大半が秩父多摩国立公園に含まれております。檜原村の最高峰三頭山(1,528m)を源流とする南秋川と、その北東にある月夜見山(1,147m)を源流とする北秋川、この二つの流れが合流して秋川となります。この秋川の本・支流の恵みと豊かな森林資源に支えられて村民の生活は営まれてきました。標高差が1,200m以上ある村内の森林帯には、ブナ、ナラ、ホオノキ、ケヤキ、ツゲなど多種の自然林が残され、山域にはツキノワグマ、アナグマ、イノシシ、サル、テンなどの野生動物や鳥類が生息し豊かな自然を保ってきました。
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近年、村にも都市化の波が押し寄せておりますが、それでも独自の伝統と文化を支えとした生活がまだまだ残されています。素晴らしい渓谷美を見せる秋川の川筋に沿って檜原街道を西に進み、南北秋川の分岐点である本宿(もとしゅく)で右へ進路をとれば名瀑「払沢の滝」や「神戸岩」などの景勝がある北秋川流域、左にコ−スをとり南秋川沿いに街道を進めば幾つかの集落を経て、兜づくりの屋根が並び、近年温泉センタ−も完成した「数馬の里」に達します。村には、数馬九頭竜神社の獅子舞・大神楽をはじめ20を超える集落に祭事があり、獅子舞、お囃子、式三番、神楽などさまざまな民俗芸能が保存されており、このうちの幾つかは東京都の無形文化財に指定されております。 |
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●「やすらぎの村づくり」
檜原村では、安全で安心して安定した暮らしが出来るよう、住民の了解を得た上で、自治会、議会・行政の三者が協力して約定を交わす「やすらぎの村づくり」の取決めに基づき対策の具体化に努めております。これにより道路・下水道の整備、景観の保全、医療・福祉対策の充実等を図るとともに、自然との共生を踏まえた産業振興を図るため住み分け地域の設定、観光林の育成、木工、観光農園、きのこなど特産物販売の施設の整備等、安定した暮らしのための村づくりに取り組んでおります。
1981年に村の青年達が結成した村起こしのグル−プ「冬雷塾」のメンバ−は、それぞれ年令を重ねておりますが、各種のコンサ−ト等の文化活動のほか、村外の協力者である維持会員との交流・相互理解を図るための森林の枝打ち、椎茸栽培のほだ木づくりなど月単位の行事も行なっております。
檜原村の人口は昭和20年代当初をピ−クに半減しておりますが、青梅市、福生市などに工業団地を控えており、I・Uタ−ン者なども活用出来る公営住宅の建設を進めること等を通じて、定住化促進に向けての対策の充実に努めて行くこととしております。